2025年4月12日(土)13日(日)の2日間、江東区東陽町の「Toyocho green+」(以下ぐりんたす)にて、第4回『東陽町マルシェ』が開催されました。

「まちにひらく」をコンセプトに春と秋の年2回開催されるこのイベントは、ぐりんたすがリニューアルオープンして以来、地域交流の恒例行事として定着。今回も近隣住民を中心に多くの人々に楽しんでいただきました。

「ハーブで鯉のぼり作り」ワークショップ

今回、マルシェ開催に合わせて、竹中工務店による2つのワークショップが行われました。

ひとつはガーデン広場での『ハーブで鯉のぼり作り』です。このワークショップは2024年春にオープンしたコミュニティガーデンでの苗植え会に続くもので、昨年参加者が苗植えしたガーデンのハーブを使ってこどもの日に向けた鯉のぼりを製作しました。子どもから高齢者まで約100名が参加し、地域の交流とコミュニティ形成を促進する機会となりました。

『ハーブで鯉のぼり作り』の様子

ふたつめは、「ぐりんたす広場」と「ガーデン広場」の活用アイディアを地域の皆さんから募集するワークショップです。この取り組みは、地域の方々に2つの広場を自らの居場所として、愛着を持って積極的に利活用してもらうための第一歩となることを目的としています。

広場活用ワークショップの様子。

約90の多様なアイディアが集まり、「水遊び」や「ピクニック」、「楽器演奏」「映画鑑賞会」「フリーマーケット」などの提案が出されました。

さらに「自らイベント運営に携わりたい」という声や、ボランティアで参加したいという意欲的な意見もありました。

このワークショップは単にアイディアを集めるだけでなく、私たちが地域の方々との対話を通じて、中長期的なまちづくりをともに連携して進めていく仲間を発掘する重要な機会にもなりました。

道路空間を活用したエリアマネジメントの展望

ボタニカルを利用した鯉のぼり

こうしたソフト面の取り組みを、汐浜運河と横十間川をつなぐ「みどりのみち」に沿ったグリーンインフラ整備と並行して推進することで、地域の人々に愛される、東陽町らしいウォーカブルなまちの実現を目指します。

今後、江東区や地域企業、自治会などとも協力し、東陽町ならではのまちの魅力向上に寄与する取り組みを進めていきます。東陽町マルシェをきっかけとした対話や交流を通じて、この地域のつながりがさらに広がっていくことを願っています。